ろっけん通信vol.05

まちの中心にお地蔵さん有り!

飾り立てられた八家地蔵尊震災前の長田では、各路地ごとにお地蔵さんが祭られ、お地蔵さん名義の口座にお賽銭や寄付金が積み立てられ、まちの人でお世話をしていたといいます。震災により、多くのお地蔵さんが行方不明になったり、お寺に預けられたりしたそうですが、まちに残るお地蔵さんが地域コミュニティの重要な核の一つであることは変わりません。

地蔵盆は「下町のハロウィン」夏の恒例行事「地蔵盆」では、新しい前垂れと化粧でおめかしされたお地蔵さんに子供たちが線香の奉納とお祈りで「お接待」し、ご褒美にお菓子を貰います。これはまさに日本がほこる「下町のハロウィン」!お嫁に行った人たちも、この日ばかりは生まれ育った長田に帰り、久しぶりに見た顔と旧交を深めます。もちろんのこと、この暖かい空間は、各まちのお地蔵さんを中心につくられています。

おそらく日本一の信仰を集めるお地蔵さんは、巣鴨の「とげぬき地蔵尊」でしょう。巣鴨地蔵通り商店街は、このお地蔵さんに会いに足を運ぶ人々による賑わいから、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれるまでになりました。姉妹商店街であるこの六間道商店街も、まちの人に愛されている「八家地蔵尊」をシンボルに地域づくりを進め、「西の巣鴨」を目指しています。

 

新たなシンボルの集積でまちのにぎわいづくり!

商店街で芽の輪くぐり六間道商店街ではこれまでも、「和」と「なごみ」をテーマにさまざまなシンボルづくりを行ってきました。例えば「神戸長田ブランド」にも認定されている「どこでも足湯」。この移動式足湯は商店街のイベントなどに神出鬼没に出現し、憩いの空間を作り出します。昨年の縁日からは門前町を思わせる赤提灯がまちを彩り、さらに長田神社の協力により、茅草を編んで作った大きな輪をくぐって無病息災を祈る「茅の輪くぐり」という行事も始まりました。「地蔵堂」という新たなパワースポットも完成いたしました。

赤い提灯がまちを照らす六間道に次々と生まれる新たなシンボルは、お年寄りには懐かしく、若者には逆に新鮮に捉えられているようです。そうして多くの世代に受け入れられ、新しい人が商店街に顔を見せることで、まちのにぎわいづくりが進んでいくのではと期待しています。

今度の地蔵盆では、皆さんのまちのお地蔵さん巡りに加えて、是非六間道にも足を伸ばしてみてください。「八家地蔵尊」をはじめとするまちのシンボルが、「和」と「なごみ」をもって皆さんをお迎えします。